kai8787の日記

編み物と散歩と読書とダイエット

ウチとアンタ+あるふぁ(物語のかけら)

ウチ、やり手ババァになりたかった
聞いてようがなかろうが
喋り倒して
アンタのCD売りまくりたくて

アンタはシャイで
ウチは引っ込み思案で
CDは箱ごと売れ残ってた

てっちゃんは、あのさぁーっていうのが口癖で
あのさぁー、なんでエイギョーとか行かないの? とか言う
ウチが、エイギョーってどこに何しに行くの?って聞くと
あのさぁー、それオイラが考えるの?って返してくるから
ウチは、アンタが考えるのがいいと思って黙る
だってさ、頭いいから

てっちゃんは不思議そうな顔してウチを見る
でもって、てっちゃんは物凄く距離が近い
アンタならいいけど、てっちゃんが顔を近づけてくると、ヤな気分になる

ウチがやり手ババァになったら
アンタは喜ぶかな

エイギョーとかバンバン行って
CD20枚くらい一日で売ってきたら
スゲー喜んでくれるかな

てっちゃんはウヒョウヒョするだろう
エイギョーできんじゃんって顔をナナメにして
大口開けて笑って手をたたくよ、きっと

でも、アンタはただ「そうか」で終わる
ウチが誉めて欲しくても
「ありがと」ってつぶやくように言うだけで

ウチのやり手ババァは、パチンと消える



ブログランキング・にほんブログ村へ

上がり過ぎたテンションやイライラをなだめる

今日は何だかイライラしてしまいがちな一日だった。イライラしても仕方がないし、自分が苦しいだけなのに、なかなか切り替えができない。自分の力では何ともできないことで悶々としてるとき、とりあえず私は「今、私はすごくイライラしている」と自分に教えてあげる。

すると、「あっ、いけない、いけない」と少し抑制の方向に針がふれる。それをきっかけにしてイライラの元を冷静に見つめる。それに対して何か私ができることはあるのか、ないのか。状況を変えることができなければ、自分の気持ちの持ち様を変えるしかない。

離れられるならばその場を離れるとか、何か別のことを考えてみるとか、深呼吸して瞑想するとか(これはあまりできないけど)、私にできることに目を向けてみる。

そうだ。このイライラは空腹から来ているのだろうか。そうかもしれない。今は食べるものが手もとにないので、お水を飲もう。おかしいなぁ。今日は割としっかり食べてるんだけどな。なんて、気づくときもある。

誰でもそうかもしれないが、自分の状態って立ち止まってみないとなかなか客観的に見られない。特に私は調子に乗ってしまうとテンションが急激に高まるので(で、だいたい失敗をやらかす)、ときどき自分で自分をどぉーどぉーとなだめてあげないといけない。

テンションアゲアゲのときには、これが難しい。本当は身近な人に「私がテンション高いと思ったら教えてね」とか頼めるといいのだけれど。というわけで、心の友のうさぎさんを呼んでみよう。

 ̄(=∵=) ̄ 最近はどうもダイエットに燃えてるようだけど、あんまり「カロリー」って言ってると、食事が楽しくなくなるよ。運動だって関節が痛くなっちゃ元も子もないし。今日だって少し目まい起こしてたでしょ。少し無理し過ぎなんじゃない?ダイエットのテンションを落としなさい。

はぁーい。そうだね。反省しよう。



ブログランキング・にほんブログ村へ

本で旅する

まだ働けていた頃にバリ島に行ったことがある。それが最後の海外旅行となった。少し街に出かけて買い物もしたし、ガムランなども見物させてもらったが、結局ホテルのプール際で寝転んだり白い浜辺を散歩したりしてのんびりできたのが一番良かった。

じゃ、わざわざ南半球まで出かけなくてもいいじゃんと言われれば、誠にその通りで、ホテルや旅館の外にちょっとした散策路があって部屋の他に寝そべることができる開放的なスペースがあれば私は大満足なのである。

バリの思い出の一つに郵便がある。実は試しに自分に宛てて絵葉書を出したのだけれど、日本に帰ってからとうとう届かなかったこと。もう一つは、ホテルのバーテンダーと仲良くなって、「カクテルの勉強をしたいんだ。日本語のでもいいから、本を送ってくれないか」と頼まれたので、帰国してから郵送したのだけれど、あれは無事に届いたのだろうか。

村上春樹の紀行文集『ラオスにいったい何があるというんですか?』は、ボストン、アイスランドポートランドギリシャの島々、ニューヨーク、フィンランドラオス、イタリアのトスカナ、熊本への旅の記録が綴られている。

この先の人生で行くことはあるかな、たぶんないだろうななどと思いながら、彼の地にそれぞれ思いを馳せた。

ボストンで交響楽を聴いて、アイスランドで温泉に入って、ポートランドで舌鼓を打ち、ミコノス島までクルージングして、ニューヨークのジャズクラブでグラスを傾け、フィンランドムーミンに出会い、メコン川をぼーっと眺め、トスカナのワインセラーで酔っぱらい、熊本でくまモンに押し寄せられる。そんなことを想像しながら楽しく読んだ。

ニューヨークのところで、もしもタイムマシーンがあったら、何処へ行きたいかという話があって考えたのだけれど、私は過去よりも未来に行きたいと思った。世界がどんな風に変わっているか見てみたい。平和で自然が豊かで、人々が穏やかであればいいのだけれど。



ブログランキング・にほんブログ村へ

雪国の探偵

私は静岡県で育ち今は東京暮らしなので、雪国の生活は経験したことがない。ものすごく大変なんだろうな。雪降ろしとか雪の中の移動とか。

しかもペーパードライバーで、どこから人が飛び出してくるかわからない恐怖症なので、車の運転は難しい。よって、電車やバスなどの公共交通機関がないと安心できない。

もっとも調子が悪いときは乗り物には乗れないし、調子が良くても乗り物酔いがひどいので、出歩くのは徒歩圏や自転車で行ける範囲がほとんどなのだけれど。

深町秋生『探偵は女手ひとつ』は、雪国・山形を舞台に探偵をしているシングルマザーの椎名瑠美が主人公のお話。探偵というよりも、雪降ろしや農家の手伝い、高齢者のおつかいなどの便利屋の仕事が多いのが現状。

しかし、いったん探偵仕事が入ると元刑事の鋭さと持ち前のバイタリティで事件を解決に導く。その過程でヤンキーやヤクザと渡り合ったり、時には殴られたりしながらも、真実にたどり着く執念は消えない。

全編、山形弁の会話で綴られてるので、何となく主人公に女優・渡辺えりのイメージを重ねてしまった。でも、設定では30代なのだ。扱っている事件は農作物どろぼうから失踪事件、ストーカー対策、セクハラ事件と多種多様。

6つの短編で構成されているが、話の流れがあるので順番に読んだ方がいい。

探偵は女手ひとつ

探偵は女手ひとつ



ブログランキング・にほんブログ村へ

ラジオタイムがお気に入り

最近、ラジオをよく聴くようになった。最大の理由は、ラジオアプリのradikoで過去一週間分の放送が聴けるようになったからだ。タイムフリー放送というらしい。今までタイミングが合わなくて聴き逃していた放送が、自分の好きな時間に聴けるのはありがたい。

私はテレビのニュースがあまり得意ではないので、ほとんど見ていない。でも、あんまり世間知らずも何なので、ラジオでさらりと教えてもらえて嬉しいし、解説も丁寧で納得できるものが多いように感じる。本を読んだりするときのバックグラウンドミュージックにも活用している。

後は、なんと言っても一人の散歩のときに最適なのだ。音楽を聴くのも良いけれど、ラジオ番組だとなかなか興味深い話が聴ける。

今日の散歩のお供は、J-WAVEのJAM The world。将棋の不正疑惑から始まって、将棋の魅力について話された後、熊本地震の被災地で、障害者支援活動のボランティアをしている方の話を聴くことができた。

福祉系の学部もある熊本学園大学の学生さんで、現在もボランティアコーディネーターをやっているそうだ。障害者支援については、災害が起きたからというよりも、普段から地域の障害者との交流があったのが大きかったということだった。

そういう何気ない関係というのがとても大切なんだなぁ。私は東京という都会の中で近所づきあいらしいことはほとんどやっていない(挨拶ていど)。ちょっと反省した。でもまぁ、地域に知り合いが皆無ではないので、何とかなるだろう。

他に面白いと思ったのは、TBSラジオでやっている荻上チキのsession22。とても硬派な番組だけれど、難しい事柄を解りやすくひもといてくれる。柔らかい話題も扱っていて、この前は外食チェーン店の「私のお気に入り」という話題だった。


今度、苦手な料理の時にもラジオをかけてみようかな。もしかしたら、料理が少しは楽しくなるかもしれない。

憧れの先輩

あなたには身近な人の中に尊敬したり目標にしたりできる人がいますか?

又吉直樹『火花』は、売れない漫才師・徳永が同じく売れないけれど笑いに対してクレージーといえるほど真正面から真摯に取り組んでいる先輩漫才師・神谷との交友のなかで、喜怒哀楽を味わう物語。

主人公は著者の又吉直樹を彷彿とさせるシャイでトーンの低い漫才師。花火会場での漫才の仕事のとき、ひと際異彩を放つ神永と出会った。その日のうちに弟子入りする。

二人で飲んで話すときの会話はボクサーで言えば軽いジャブを交わすようなボケと突っ込み。そして、神永の笑いへの真っ直ぐな思いが語られる。

徳永はおもろいと思っている神谷が世間から評価されないことに、やるせない思いを抱える。

しかし、神谷は笑いにのめり込むことで、世間からどんどん遊離していく。

二人の芸人の行き着く先は……。

火花 (文春文庫)

火花 (文春文庫)

私にも憧れの先輩がいる。到底その人には及ばないとわかっているけれど、つい追いかけてしまう存在だ。その落差に苦しんでいたときもある。ダメな自分にとことん落ち込んでいた。ただ最近になって、私は私なのだという、ある種の開き直りができるようになってきた。

とても素敵なその人の立ち居ふるまいをそのまま真似ようとしても、どだい無理なのだから、私は私のスタイルを模索するしかない。背伸びしないでありのままの私でいくしかないのだ。

そう考えるようになってから、少しだけ肩の荷が降りたように思う。



ブログランキング・にほんブログ村へ

この時期おいしい飲みもの

今日はよく晴れて春コートもいらないくらい気温が上がった。昨日は雨に追いかけられて予定を切り上げて早々に家に帰ったので、そのうっ憤晴らしのために少し贅沢をして、スタバに入ってアイスティー(パッション)を飲んできた。

ローズヒップをベースにレモンピールやミントで風味づけしてあって美味しかった。あまりカフェインに強くないので、ときどきハーブティーをいただく。

家にはカモミールとレモンジンジャーがあって、夜になると入れている。気持ちが落ち着いてとても良い。

太陽が燦々としてくると、ジンジャーエールが飲みたくなる。私が飲んだジンジャーエールの中のベストワンは、駅の近くのカフェで出してくれた自家製ジンジャーエールだ。シンプルに生姜と砂糖と炭酸水だけでできていて、生姜が多めで砂糖が少な目、パンチが効いててすごーく美味しかった。

もう一度飲みたいなと思っているうちにお店が無くなってしまったのがとても残念だ。ミキサーを持っていたら、自分で作ってみたいくらいである。

私は普段、炭酸水を飲むのが好きだ。ただ飲み過ぎると身体が浮腫むので、気をつけて飲んでいる。少しだけジュースを入れて炭酸水で割ったりする。ジュースをそのまま飲むよりカロリーダウンになるし、空腹感を抑えてくれるのでお勧めです。


ブログランキング・にほんブログ村へ