kai8787の日記

編み物と散歩と読書とダイエット

ぼっち

都市の迷路に立つ

ニューヨークには行ったことがない。随分前、ボストン、プリンストン、ミネアポリス、ロスには行ったことがある。アメリカの印象は一言で言うと “るつぼ” (人種のことだけじゃなく)だ。でも、私の見たアメリカはほんの一部のホワイトカラーの世界だし、二…

花言葉の物語~ハナニラ

久しぶりの散歩の途中で、斜面に咲くハナニラの群生を見つけました。ハナニラはとても可憐で透き通るような花の白が清楚だなと思いました。でも、ハナニラの花言葉は、悲しい別れ、耐える愛、卑劣、恨み、星に願いを。なかなか凄いラインナップですね。この…

微妙な距離ー男女の友情そして恋

男と女の友情には、ほどよい距離感が必要だと思う。性的にドライなところがないと続かないのは当たり前として。相手の異性を感じない程度の距離感。二人でお酒を飲んだとしても、「じゃあな」と別れるくらいのさっぱりした関係。絲山秋子『沖で待つ』のなか…

ただ信じる、それが勇気

今日は具合が悪くて臥せっている。とても良い天気で日当たりのよい部屋は昼間の暖房がいらないくらいだ。このところ体調もだいぶ良かったので、今日からボランティアに復帰できるかなぁと思っていたが、今朝はしんどくて起きられず、出かけるのを断念せざる…

辞書っておもろいんですね【恋愛】

辞書っていうと、やはり高校生の頃に一番よく使っていたかなぁ。私のはセキセインコにかじられてボロボロになっていた。友だちには調べた英単語にマーカーで印をつけてピンク色になってるコや、辞書を1枚1枚くしゃくしゃにすると引きやすくなると教えてく…

書くことで失われるもの

フランツ・カフカは迷う人である。本を出したいと思いながら、出版が決まりそうになるとやっぱり出したくないと思ったり、結婚を申し込んだ女性から承諾されると、自分がいかに結婚生活に向いていないかを延々と手紙に書くといったぐあいに。迷い続ける=決断…

雨に弦楽四重奏~ドラマ「カルテット」

雨が近づくと気圧の関係なのか頭痛がして熱っぽくなる。昨日の午後そんな感じだったので、今日は雨。傘をさして出かける体力はないので、家で過ごすことにした。雨の日には、植物が洗われて綺麗に見えるので、本当はお散歩に行きたい。けど仕方ない、あきら…

ふんわり、何となく、わかる。

絲山秋子『ニート』読了。 小説家になった「私」が、昔つき合っていた「キミ」のブログを見て、「キミ」が相変わらずニートであって非常に困窮していることを知る。 「私」もニートだったけれど、「物書きになりたいという夢だけで、世間にずいぶん許しても…

ぽかぽか春もよう

少し風はありますが暖かい日で散歩日和です。今日は体調も良くて、お気に入りのカフェテラスに行って来ました。 セキレイさんがかわいくお出迎えしてくれました。もう桜もだいぶほころんでいますが、百日紅は少し寒そうにしています。でも、枝が青空に映えて…

シェアハウスってどんな感じ?

最近、シェアハウスに興味があって、検索して物件を見たりしている。東京でも3万円台で住めるものから、カフェみたいな共用スペースのあるソーシャルアパートメントまで色々ある。自分がシェアハウスで暮らせるかなと想像してみると、ちょっと楽しそうでちょ…

ダメさを許す人間はダメか

ダメさを責める人がいる。説教したりとか怒ったりとか。私の苦手なタイプだ。そういう一方通行なのより、私はダメさ加減を笑い合える人間関係が好きだ。ダメと共に生きていくのも、ダメの辛さをわかっているのも本人だからだ。たまには、ダメをこじらせると…

感情の穴に落ちたときには

私はどちらかというと悲観的な人間だ。ただ、割りと単純な性格なので日々のちょっとした幸せを感じて、将来の不安をまぎらわして生きている。楽観的とか悲観的な性格というのは、やはり生来のものなのだろうか。若くてエネルギーに満ちていても悲観的な人は…

さぁ、もう一度。 Re-born

自分ではどうしようもないことがある。どんなに思ってももはや叶わない。もう努力とかそういうのでなく、誰かに振り向いて欲しいのにそれは無理なのだとわかってしまったりとか。挫折とまでいかなくても、これまでとは違う新たな道へ一歩踏み出さないといけ…

私に道を聞かないで

今日はそんなに寒くなく、よく晴れて気持ちが良かった。あんまり人と出会わないコースを散歩していくと、横断歩道で40代くらいの男性が「今日は雨降らないよね」と声をかけてきたので、「はい」と応えた。そのまま男性は通り過ぎて行ってしまったけれど、い…

暗闇を語ることー希望

小学生の頃の親友は、自然と人が集まってくる不思議な魅力のある子だった。彼女が何故私と仲良くなったのかはわからない。友人でありながら、私は彼女に憧れのようなものを抱いていた。私は不器用で人を寄せ付けないようなところがあって、柔らかく人を包み…

悩みを打ち明けるということ

「そんなのたいしたことないじゃん」と言われたとき、「そっかぁ、考えすぎかぁ」って思えるときと、「あなたにはそうかもしれないけれど、私にとっては重要なことなんだ」って悲しくなるときがある。価値観の相違といえばそれまでなのだが。それから、よく…

春の兆し

昨日は近くの広い公園に出かけられた。梅の花が良い香りを放っている足下に福寿草が咲いていた。お日さまに照らされて黄金色に輝いている。もうすぐ春が来る。待ち遠しいなぁ。 春になったら、毎年、少しは体調が良くなる。そしたらまた、ボランティアが始め…

散歩の記録 その3

天気の良い日とか、ともかく一日に一度は外に出たいと思っている。今日も体調があまり良くなくてドアを出るまで時間がかかったけれど、ゆっくりゆっくり歩き出したら、空の青さがとても気持ちよくて、がんばって外に出てきて良かったなぁと思った。いつもの…

微妙な感覚の切断

ノートにシャープペンで字を書こうとすると指先に力が入らなくて書けないという現象が起きている。スマホやお箸は持てるのに。一体どうしたものだろうか。シャープペンを見つめて、これはお箸だと念じてみる。ついでに、ノートを白いご飯だと思って、さぁ食…

【本の記録・感想】居場所をつくる

今いる場所が終の住まいだと思っていますか。私はそう思うこともあれば、ときどき逃げ出したいという衝動に駆られることがあります。居場所を少し変えるだけでも、気分はほんのちょっぴり開けてきたりする。お気に入りの場所が身近にあるとしても、もう少し…

風の散歩

今日は風の強い日で、久しぶりの散歩だったけれど、ちょっとしんどかったです。歩くって実はとても大変なことですね。小川の水が少な目で、カルガモさんたちもお腹がついしまいそうでした。世の中甘くないよねーなどと勝手に共感。雲が早くてお日様が出たり…

柔らかく生きたい。

頑なに守るのではなく、柔らかく降りていきたい。誰かのせいにして叫ぶのではなく、つぶやきながら微笑んでいたい。そんな私は夢追い人と言われるだろうか。 ただ私はよく知らない絶対者より、手の届く身近な人々と優しく交わって生きていきたい。睨むのでは…

小さいけれど確かな喜び

何かに迷って決めかねている時(今の私がまさしくそうなのだが)、自分で積極的に決めて進むというのがスッキリしていいのだろうけれども、そうじゃない解決法もあるのじゃなかろうか。 様々な問いを自分にしてみてもハッキリと決められないときは、成り行き…

【本の記録・感想】記憶の遠景

誰にでも思い出したくない過去はある。それが吐き気やめまいを伴うようなトラウマだということもあるだろう。起こった事実は変えられないが、その解釈は時が経つにつれ変容していく。 トラウマ体験を昔の嫌なことの1つとして〈過去の引き出し〉にしまえるよ…

妄想旅行

今日は一日臥せっていた。天井を見ながら、電車に揺られて旅をすることを夢見た。 - 海辺を走る電車で駅弁を食べながら、今日泊まる宿をスマホで探して、適当な駅で降りる。1人で街を少し歩いて、見覚えのない喫茶店でぼんやりする。少し寂しさを感じて、本…

期待されるということ

人に期待を寄せられたとき、素直に張り切ってがんばれるときと、プレッシャーに感じて負担に思うときがある。 信頼してくれた相手に応えたいと、与えられた課題を果たせば達成感が得られ自信につながる。 けれど、課題が自分にとって難しく感じてどう解きほ…

夜に 降ってきた散文

私は君の言葉を捉えようとするのだけれど、君は背中を丸めて黙り込んでいる。どこに行ってしまったのか、君の言葉は。ひっそりと奥底にしまい込まれてしまったのだろうか。 蝶の死骸に私はおののくーー君の言葉が永遠に失われてしまったのかと。けれど一方で…

心が強くふるえるとき

感じ易いって面倒なことなのか ときどき自分が凸レンズになったように人の言葉や目線が気になることがある。自意識が破裂しそうにパンパンになっている状態。それって四六時中まだ告白してない好きな人の前にいるときみたいに、長時間に渡ると疲れてしまう。…

現実逃飛行

逃げること、後ずさること。 闘えとか勇気を持って立ち向かえというエネルギーのある方々はそうなされば良いけれど、それを他人にまで押しつけないで欲しい。 関わりたくない時だってあるし、そんな元気のないときだってある。そこを責めるようなこと言わな…

お休みの中のお休み

行きつ戻りつの回復 良くなってきたと焦って一気に動き出すと、私の場合、また体調を崩すので、少しインターバルを設ける。家に居て“のんびり”する。回復してきてからの“のんびり”は意外と難しい。できればテレビも見ないでぼーっとしていたい。何かに集中し…