小さいけれど確かな喜び
何かに迷って決めかねている時(今の私がまさしくそうなのだが)、自分で積極的に決めて進むというのがスッキリしていいのだろうけれども、そうじゃない解決法もあるのじゃなかろうか。
様々な問いを自分にしてみてもハッキリと決められないときは、成り行きに任せてもいいし、「まぁ、とりあえずやってみようか」と思って続けてみてもいい。「まぁいいか」と思えなくなったら、やめればいいというくらいに考えてみるのはどうだろうか。
60%くらいのヤル気でも続けていいんじゃないかな。そりゃ、ヤル気満々な時期と比べたら、自分に納得できないかもしれないけど、長く続けていれば飽きも来るだろうし、壁にもぶち当たるだろう。どちらもそう簡単に解決できる問題じゃない。
そこでやめるという選択をしても、もちろん構わない。他の道だって色々あるのだから。でも、それを始めたときの気持ちを蘇らせてみて、少しでもやりがいを感じるのであれば、もう少し続けてみてもいいんじゃないかな。
私は一気に盛り上がるけど飽きっぽい性格で(ん?沸騰し易いから冷め易いのか)、だいたい3年経つと嫌気がさしてくる。でも、コツコツ長く続けている人は、毎日同じようなことをやっているように見えて、実は日々小さな発見をしてささやかな幸福を味わっているのだろうなと思う。
何かを極めていくのって、そういうことの積み重ねで、失敗から学んだり、仲間に助けられたり、ちょっとずつだけど先に進むことを楽しむ才能なんじゃないかな。大きな成果を期待するんじゃなくて、ささやかな成果でも喜ぶということ。
私にそれができるかはドーンと置いといて、そういう仕事の仕方にはとても魅力を感じるのです。