【編み物エッセイ】 移ろう気持ち~告白
紫陽花の花巾着を編みました。紫陽花は季節外れですが、手もとにあったキットで作りました。緑が抹茶のように渋くて気に入っています。
紫陽花の花言葉は有名な「移り気」ですが、青い紫陽花だと「冷淡、無情、高慢、辛抱強い愛情、あなたは美しいが冷淡だ」だとか。
こんなん知ったら人にあげられへんわ~(何故か関西弁)。
ん?だけど「辛抱強い愛情」は親の愛を感じますね。別の考え方だと、これが過ぎるとストーカーになっちゃいます。わぉ!
知り合いで「紫陽花だけは綺麗だと思わない」と言っていた人がいるけれど、この花言葉知っていたのかな。いやいや彼は花言葉なんてタイプじゃないか。
ここに連なっている花言葉、何かもう身も蓋もないけれど、それは紫陽花のせいじゃなくて、捨てられるのが嫌な人間の性(さが)。花の色が変わるのを見て、心変りに結びつけるなんて、やっぱり人は人を求めているんだなぁ。
さて、今回何となく思いついたので、この花言葉を使って散文を書いてみようと思います。タイトルは『告白』です。
《あなたは美しいが冷淡だ。私と話すときの高慢な態度にも我慢できない。しかし、何たる無情だろうか。私はあなたに恋してしまった。あなたの冷淡に辛抱強い愛情で応えよう。それが私のあなたに対する誠実だから。》