怒りを適切に伝えること
私は良い子ぶってしまいがちなので、感情を内に溜めやすい。我慢して、いつかポンと爆発する。そういうときでさえ内に向けて爆発して、自分を攻撃してしまいがちだ。
『いつも怒ってる人もうまく怒れない人もアンガーマネージメント』は、怒りをいかにコントロールするかが書かれている本。
いつも怒ってる人も困ったものだが、うまく怒れないのも、いい人ぶってたりとか優柔不断に見えたり、本音で語る相手ができなかったり、感情をため込んで苦しくなったりするので、怒りを感じたときに適切に伝えることは大事なのだ。
怒りの原因は、誰でも持っている「~すべき」思考。自分の「べき」を絶対視して、他人がそれをやらないと怒りがこみ上げてくる。
例えば、「こんなこと言わなくてもわかるよね」ってのはNG。あなたには当たり前でも相手には当たり前ではないかもしれない。どちらかが絶対正しいとかはなくて、「べき」の程度も人それぞれ違う。
大事なのは、自分の意見を伝え、相手の話を聞いた上で、過去や原因にとらわれないで一緒に解決策を具体的に模索すること。
それから、怒りが大きくならないようにするテクニックが色々載っている。激しい怒りが出たら、とりあえず6秒は反応せず鎮めることが肝要らしい。心の中で「ストップ」と言ってみたり、心が落ち着くフレーズをつぶやいてみたり、場合によってはその場を離れてみたり。
冷静になってからでないと、問題がこんがらがって、いったい何に対して怒っているのかわからなくなる。あなたがそれをすること(あるいはしないこと)で、私はこんな風に感じた。だから、こうして欲しいと具体的に提案する。
相手にも言い分はあるだろう。だから、お互いに歩み寄ることが必要なのだ。
いつも怒っている人も うまく怒れない人も 図解アンガーマネジメント
- 作者: 戸田久実,安藤俊介
- 出版社/メーカー: かんき出版
- 発売日: 2016/10/05
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書いてあることはいちいち「そりゃそうだ」と思うことが多い。でも、わかっているけど、つい怒ってしまって後悔するんである。怒りをコントロールするには、怒りの元になる種を探すことだ。
私にはどんなところにこだわりがあるのかを知って、して欲しくないことを説明する言葉を持っていたらいいのかもしれないなぁ。