心が淀んでいるときは
今日は気持ちがひどく落ち込んで身体が重く、何とか外に出てみたものの悩みが頭をもたげてきて心をかき乱されしまった。
しばらく川面を見つめながら、やっと落ち着いてきて、「今、結論を出すのは止めよう」と思った。あそこで淀んでいる流れのような心の状態で、考えを進めていてもどこにもたどり着かない。
さらさらと流れる川には常に新しい水が流れ込んでいる。そして安定したリズムがある。心の状態がそこまで回復するのには時間がかかるだろうけれど、今は待つときだと思う。
悩んだり考えたりは大事なことだ。でも、時としてそれは不必要に心を抉る。淀みで悩み続けると見通しが利かず、間違った判断をくだすことになる。そういうときは慌てずに考えるのをいったん放棄するのも一つの知恵なのだ。
淀みから抜け出すのが難しいときは、永遠にそこにいて溺れてしまうように感じる。でも、そんなことはない。必ず心に日が射す時がやって来る。それだけは信じていたい。