ぐるぐる思考に落ちそうなとき
めまいや立ちくらみが改善し、身体にも力が入るようになってきたけれど、気分の落ち込みはさらにひどくなり、なかなか集中力が保てなくなっていった。
本を読もうとしても長続きせずじっとしていられない。仕方がないので散歩に出かけても、イライラが頭をもたげて楽しめない。心のエネルギーが足りない。
ついネガティブなことばかり考えてしまう。消え入りたいような気持ちになる。焦って結論を出したくなる。友人たちから遠ざかりたくなる。人に会いたくない。
人のいないところを求めて歩いている。
いつか、この圧迫された暗い道を抜けて、笑い合え助け合う関係に戻れるのだろうか。
全てに嫌気がさして、カチカチの心を抱えて、仲間と一緒に登っていた山道から、自分だけリタイアして逃げ出したい衝動。
ただ一人で静かにしていたい。交流を拒否する気持ち。
この私は間違いなく私なのだけれど、かなり特異な私。本質ではない。いっぱいいっぱいでまるで余裕がない私。
落ち着いた状態を取り戻すまで、獰猛な私を何とか抑えておかなければならない。爆発しないように、煮詰まらないように、散歩することでガス抜きをしていくしかない。
身体を疲れさせて、睡眠が深くなるようにすること、いっぱい食べて栄養をとること。私が一番やらなくちゃならないのはその2つだ。
余計なことは考えまい。