ある人にとって普通のことでも別の人にとっては普通ではないことがある。例えば、メニューひとつにしたって、カレーに味噌汁をつける人だっているし、毎日同じメニューじゃなきゃ嫌な人だっている。
色んな人がいて面白いなと思うか、「変な奴だ」と遠ざけるか。
違いを楽しめる方が何だか心に余裕があって豊かなように思う。それに「これが普通」と決めつけることは、マイノリティにとっては排除につながる。
「あなたの年なら普通子どもいるわよね」と言われたら、妊娠できない事情のある人は酷く傷つくだろう。
そう考えると「普通」というのは恐い言葉だ。自分の中の「普通」は基本的に井の中の蛙だと思っておくようにしよう。