つながること、孤独、腑抜けのいいとこ
ひとりでお気に入りの音楽やラジオを聴きながら編み物するのが好きで、家に閉じこもりがちな秋。
ひとりで居るのが気楽だと思うことと、人に会いたいと思って行動する比率は、98対2くらいじゃないかな。
なんだか年々引きこもってるのに慣れていってる気がするけど、これってまずい?あるいはやばい?
エネルギーが枯渇してるのかなぁ。
何に関しても億劫で仕方がない。極端に疲れやすいものだから、家から外に出るのがひと仕事で、ネットで見かけたイベントで興味をそそられるものがあっても、大抵「まっいいか。家に居よう」となる。
いつしか「疲れた」「だるい」「めんどくさい」が口癖になってしまった。やっぱりやばい?
でも、こういうときに頑張ったりすると落ちるから、だらけてもいいことにしよう。
腑抜けでいいのだ。
そういえば、アグレッシブに生きるのは、諦めたのだし、それのが私らしくいられるよ。
上昇思考とか競争社会から降りることが、私には必要だったのだ。
そうは言っても少数派の価値観で生きてるので、ときどき同じような生き方してる人に会いたくなる。
自分は自分でいていいって思えるのは、つながりがあってのことなのかもしれない。リアルで具体的な人間関係だけでなく、本とかブログとか映画とかのなかに「いたいた」って思うことだっていいんだよなぁ。
力を大幅に抜いて生きてる人って魅力的なんだよね。今の私には。案外難しいものなんですよー、腑抜け状態になるのは。
ぼーっとするのって大切で、その究極が腑抜けなので、もう私には悟りを開いてる人って感じなんです。
ピッカピカの10円玉を30円で売ってるおっちゃんが、大阪の新世界にいるって聞いて、私はその世界観にやられちまったよ。
ピッカピカのきれいな10円玉って、子供の頃に見つけたらめっちゃワクワクしたもんね。「きっと欲しいやつおんで」とおっちゃんはワクワクして売りに出したんだよ、道端で。
なんかさ、つげ義春さんの「無能の人」を思い出しちゃったなぁ。