美味しく食べたい
最近、レーズンパンを毎朝食べている。レーズンが苦手な人もいるかもしれない。私もそう好きでもなかったのだけれど、一度トーストして食べてみたら、美味しくいただけたので、それから色んなメーカーのパンを試している。
お気に入りなのが、ヤマザキのレーズンゴールドで、パン生地が少しデニッシュぽくてサクサクして食感がよく、レーズンも適度に入っている。サイズは普通の食パンの7割くらいの大きさだし、値段もちょっと高いので、たまに贅沢して買っている。
人の好みって変わるものだなぁ。こんなにレーズンパンにはまるなんて生涯初だ。
そういえば、友人にレーズンが苦手だという人がいたなぁ。確か源氏パイと平家パイを買っていったときに、平家パイについてるレーズンがダメと言っていた。そうそう、源氏パイは有名だけど、平家パイは知らない人多いんじゃないかな。私もたまたま入った店で見つけてちょっと笑ってしまった。
私は食べ物の好き嫌いがほとんどない。例えば、いなごの佃煮なんかも食べられる。今まで食べたことのないもので、あんまりグロテスクなのは無理かもしれないけれど、食いしん坊なので「おいしい」と聞くと、挑戦したくなってしまう。
食べるのは好きなのだけれど、料理はちょっと苦手。体力がないのもあるのだけれど、立ち仕事がしんどい。つい、お惣菜に頼ってしまう。料理が楽しくできる人はいいなぁ。憧れてしまう。
まぁ、お惣菜も捨てたもんじゃありません。揚げ物なんかは買ってきたままだと冷えているしヘタっとしてるけど、オーブンを240度くらいにセットして余熱なしで4分半くらい温めると、かりっとして油も落ちて美味しくなるので、是非お試しください。
M・クビカ『グッド・ガール』
恋人にすっぽかされたバーで話しかけきた男は彼女の誘拐を依頼されていた。ピストルで脅され森の中のキャビンに閉じ込められたミア。
物語は誘拐前と後をミアの母イヴと刑事のゲイプ、誘拐犯のクリフのモノローグで綴られていく。
最後に明かされる真相は驚くべきものだった。愛されることを強く欲していたミア。クリフの素っ気ない態度の端々にミアに対する気持ちが露になっていく。
救出された後、ミアが記憶喪失になるほどの衝撃をなぜ受けたのか、真相を知って初めて腑に落ちる。
ミステリーの枠に収まらない細やかな心理描写で、登場人物の微妙な内面が映し出されていく。
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心配グセをなくすには
私は先々のことまで心配し過ぎだと友人たちは言う。そういう友人は「今ここ」の人で、先のことは先になってから悩めばいい、今できることをやればいいと言う。
それはそうだと頭ではわかっていても、考え方のクセというのはなかなか直らない。いったい何故こんなふうに考えるクセがついちゃったんだろう。
「今ここ」の考え方ができる友人たちは自己肯定感がしっかりとある人なのではないかと思う。幼いときにしっかりと愛された感覚が根づいている。
私は小さい頃に激しい喪失感を味わってしまったので、自己肯定感が少ない。だから、とても承認欲求が強いという面がある。これは自分の欠点で嫌いなところでもある。
「今ここ」の人は基本的に人への信頼感があるから、「なんとかなる」という気持ちになれるのではないだろうか。きっと私は「裏切られるかもしれない」「見捨てられる」という気持ちがどこかにあって「何とかしなくちゃ」と強く思い過ぎてしまうんだろう。
けれども、人によって傷つけられたことは、結局、人によってしか救われない。信頼感を少しずつ育んでいくしかないのだ。そのためには人に頼ってみることだと思う。めっちゃ頼りきるのでなく、軽く頼ることから始めてみればいいのかもしれない。
いや、今まで人に頼らないで生きてきたわけではないのだけれど、感謝の気持ちが足りてないのかなぁ。
スポイルされても失わないもの
何度も見てしまう映画がある。『shine』もその一つだ。
実在の天才ピアニスト、デヴィッド・ヘルフゴットの半生を描いた感動の人間ドラマ。主演のジェフリー・ラッシュは、この映画でアカデミー賞主演男優賞に輝いた。
支配的な父親の影響下にあった青少年期の寡黙さと、サナトリウム以後の鳥のさえずりのようなデヴィットの話し方の変化。堅いピアノが軽く流れるような自由さで表現されていく。
サナトリウムでピアノに触れられない寂しさと、弾くことを禁じられた哀しさを描いてる場面が切ない。
ピアノのあるレストランでの出会いの場面が、人間の限りない愛情を感じさせてくれて好きだ。常識を逸脱する存在を排除しない人々のおおらかさ、多様性の大切さがじんわりと伝わってくる。
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小説家のエッセイ
小説を読むより先にエッセイを読んでみることがある。どんな人なのかなぁという興味があったりして、エッセイがある作家の場合は、覗き見気分でつい手を出してしまう。
あんまり先入観なしに小説を読んだ方がいいのかもしれない。ただエッセイと小説は全然テイストが異なるので、そんなに引きずられることもない。
川上弘美『なんとなくな日々』は力の抜けたエッセイ集で、作家の日常の一辺が切り取られていく。鋭い観察眼が披
瀝されるわけでもなく、等身大の暮らしが書かれているのだが、ふとした場面で突然異物が現れてくる。「台所は生と死に深くつながる場所」とかどきっとする表現があったり、突然カッパが登場したり。
ごく短い文章で構成されていて、1200字くらいの長さのツイッターを眺めてるような気楽さで読めた。
あとがきに、小説よりもエッセイを書くのが難しいと書いていて興味深かった。
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ブログ3ヶ月目、100記事になりました。
昨日、ちょうど3ヶ月目、100記事だったのに気づきました。読んでくださっている皆さまありがとうございます。
2ヶ月目のときも書いたけれど、見に寄ってくれたり、最後まで読んでくださったり、☆をつけてくださることがとても励みになっています。
いつのまにか過ぎてたブログ2ヶ月目+ボランティア - kai8787の日記
ブログを書くようになって以来、なんだか毎日の生活にメリハリがついたように思います。散歩に出て、タンポポやつくしを見つけたら、ちょっと得した気分になれたり、雨の日で体調が悪くても珈琲の薫りが癒してくれたり、そんなふとした瞬間がとても大事なことに感じるようになりました。
今日は暖かい一日で、広い公園まで出かけられました。チューリップとムスカリがとっても綺麗に咲いていました。
極小散歩
以前、座れるコンビニが増えてくれると嬉しいと書いた。
今日は何とか外に出られて、お日さまサンサンのなか少し歩けた。といっても近所のコンビニまでで、ありがたいことにそこにイートインコーナーがあったので、スムージーを買って飲みながら休んだ。
こんなにささやかな距離だけど、家から出られないのに比べたら雲泥の差なのだ。部屋とは別の空間に居られるというのは、なんと贅沢なことだろう。
FamilyMartはどうやら、これからつくる店舗にはできるだけイートインスペースを設置する方針らしい。大歓迎だ。ブラボー!
歩くことが大変なとき、歩くって実は色んな関節と筋肉をうまいこと使っている行為なんだと気づく。はぁはぁ言いながらも歩けると少し嬉しい。
元気なときに何でもなくできていることってきっと他にもたくさんあって、今こうして一つひとつに気づいていけるのはいいことんじゃないかと思う。
当たり前だと思って見過ごしていたものたちよ、ありがとう。