心配グセをなくすには
私は先々のことまで心配し過ぎだと友人たちは言う。そういう友人は「今ここ」の人で、先のことは先になってから悩めばいい、今できることをやればいいと言う。
それはそうだと頭ではわかっていても、考え方のクセというのはなかなか直らない。いったい何故こんなふうに考えるクセがついちゃったんだろう。
「今ここ」の考え方ができる友人たちは自己肯定感がしっかりとある人なのではないかと思う。幼いときにしっかりと愛された感覚が根づいている。
私は小さい頃に激しい喪失感を味わってしまったので、自己肯定感が少ない。だから、とても承認欲求が強いという面がある。これは自分の欠点で嫌いなところでもある。
「今ここ」の人は基本的に人への信頼感があるから、「なんとかなる」という気持ちになれるのではないだろうか。きっと私は「裏切られるかもしれない」「見捨てられる」という気持ちがどこかにあって「何とかしなくちゃ」と強く思い過ぎてしまうんだろう。
けれども、人によって傷つけられたことは、結局、人によってしか救われない。信頼感を少しずつ育んでいくしかないのだ。そのためには人に頼ってみることだと思う。めっちゃ頼りきるのでなく、軽く頼ることから始めてみればいいのかもしれない。
いや、今まで人に頼らないで生きてきたわけではないのだけれど、感謝の気持ちが足りてないのかなぁ。